しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

トロムソでオーロラ鑑賞&クロスカントリースキー②

オーロラーツアーに参加する

さて、クロカンのあとは、宿でビールを一杯ひっかけてから、オーロラ鑑賞に出発しました。

 

オーロラを見に行くにあたっては、自分でレンタカーなどを借りて光源のないところに行く方法もありますが、なにせ初めてなのでプロに任せよう。ということでツアーに参加しました。

 

トロムソでオーロラツアーをしている会社は色々ありますが、もしもオーロラが見えなかったときの保険として、焚火で暖をとったり、食事がつくコースを選択。

 

私たちが参加したのはこちらのツアーです。

https://www.getyourguide.jp/toromuso-l32375/toromusofa-orora-kiyanpu-tsua-t189645/

 

予約のタイミングですが、私たちは天気予報をギリギリまで見て、前日の夕方に予約しました。

この時点ではいくつかのツアーは埋まってしまっていたので、あらかじめ見に行けるタイミングが限られる人は、キャンセル期日を確認した上で早めに予約する方がいいのかも?

 

雲がかかってしまっているとオーロラは見えないので、なるべく天気がいい日に行く方が勝率は高いのかなと思います。

また、太陽活動のレベルによってオーロラが出るか出ないか、オーロラの大きさが決まるので、そちらもオーロラ予報などで確認するといいのかもしれません。

 

とはいえ、ツアーは太陽活動をウォッチしつつ、なるべく雲のかかっていないエリアへ連れて行ってくれます。

くもり予報、雪予報だったけど、ツアーに参加したらいいところに連れて行ってくれて見れたよ!というレポートも見るので、慣れていなかったり、滞在日数が限られる場合はプロに任せる方が安心なのかも。自分で運転しなくていいのは気楽ですしね。

 

意外なタイミングでオーロラ初体験

ツアーバスの待合室の中で、「天気が良くてもオーロラ出ないときもあるらしいし、運だよね〜。」なんて夫と話していたら、何やら、周りにいた他のお客さんたちがザワザワしながら待合室の外に出ていきます。

集合時間はまだなのになぜ?

 

なんやなんや、と外に出てみると、すでにオーロラが出ています。街中で。

まさかのツアー出発前に、とっても明るい市街地から見えてしまいました。

 

このとき、近くにいたフィリピン出身のお姉ちゃんが「We can see anywhere.」と言っていてウケました。確かに。

トロムソ市街地ど真ん中でオーロラを見る

バスでオーロラ鑑賞ポイントへ

なんだかツアー前に拍子抜けでしたが、暗いところに行けばもっときれいに見えるんだろうなー。とワクワクしながらツアーバスで光源の少ない場所まで移動。

 

光の少ない森の中に入って行って少し待つと、オーロラが現れてくれました。

 

実際に見たオーロラの感想

綺麗でした!と言いたいところですが、実は肉眼だと結構ぼんやりとしていて雲みたいでした。

カメラを通すと、こんな感じで緑色に見えるんです。

 

この日の太陽活動は「Low」とのことで、もっと太陽活動が活発なタイミングでは、大きくて、色んな色のオーロラが肉眼でも見えるらしいです。

この日のツアー中、数分だけ大きく出たタイミングがあり、そのオーロラは肉眼でも緑に見えました。

 

1枚目の写真はガイドさんの一眼レフ。

二枚目の写真は私のiPhone12proより。露光3秒でしっかり写ります。

デジタル一眼と三脚も持って行きましたが設定が上手くいかない&iPhoneも撮れるということがわかり、早々に仕舞いました。

 

オーロラに満足すると寒さがやってくる

森の中でオーロラを見ていた時間は3時間程度だったかと思いますが、オーロラをたくさん見て満足すると、だんだん寒さを感じるようになってきます。

「もうバス戻ろうよ~…」と、周りのお客さんたちのテンションもやや下がり気味。

私に至っては、もともとやや風邪気味だったので、だいぶ寒さにやられました。

オーロラ鑑賞時は防寒対策と体調管理が必須です。

 

だいぶ限界がきていたところで、ようやくバスに乗って、ツアー会社のベースキャンプのようなところで焚火と食事の時間になりました。

ベースキャンプのテントの中で暖を取って、オーロラが出ればガイドさんが教えてくれるというシステムです。

しかしながらこの日はだんだん雲も出てきてしまったので、食事をした後にお開きに。

 

18時に出発したツアーでしたが、市街地に戻ってきたのは24時過ぎでした。

終バスがないので、少し歩いて宿に帰りました。

 

雲がかかってしまったりしていて近場で見えない場合は、フィンランド国境の方面など、かなり遠くまでいくこともあるようなので、帰りが3時くらいになるケースもあるとのこと。

宿の位置は、ツアーの解散場所に近い場所にしておくほうが無難かもしれないですね。

長時間のオーロラー鑑賞で冷え切った体で夜中に歩くのはつらいと思います。

 

なお、寒さにやられて風邪が完全に悪化したので、土曜日は寝込んで過ごしました。

吹雪だったのでちょうどよかったのかもしれませんが…。

 

日曜日のトロムソの過ごし方

ノルウェーは基本的に日曜日はお休みのところが多いですが、トロムソは観光地らしく、日曜日も観光名所や飲食店は営業しています

 

スーパーはあいているところが少ないですが、コンビニはあいています。

しかしながらスーパーより割高なので、必要な買い物は日曜以外に済ませるのがベター。

お酒は、日曜日は購入できませんので要注意。飲食店では飲めます。

 

日曜日に私たちが訪れたところを簡単に紹介します。

 

トロムスダーレン教会(北極教会)

三角形の外観が特徴的な教会。

日曜日はミサがあるため、拝観は13時以降です。

知らずにうっかり早く行き過ぎてしまいました。

 

またトロムソに行く機会はあると思うので、今回は拝観はパスしてしまいました。

日照時間の少ない北極圏らしく、太陽光を取り入れやすいデザインとなっているようです。中からガラスを見ると美しいのだろうと思います。いつか再訪したいと思います。

教会外観

注意書き

ポラリア(北極水族館)

世界最北の水族館だそう。

北極圏の生物に特化しているようなので、そんなに多くの生物はいませんのでこじんまりしています。

アザラシがかわいいです。

アザラシ 4匹くらいいたかな?

 

ポーラー博物館(北極博物館)

トロムソなどの北極圏の生活や開拓の歴史、狩りの様子などが展示されています。

シロクマやアザラシの毛皮の展示もあります。さっきまで動くアザラシを見てかわいい〜!とキャッキャしていたのに、毛皮を見てOh……となりました。

個人的にはホッキョクグマの狩猟の方法の展示が興味深かったです。

 

ビール飲む

飛行機までの間はダラダラ飲んで過ごしていました。飲んだのはマックビール。

かつて世界最北のビール醸造所があったのがトロムソだそうで、いまはウルハーレンというビアホールになっています。

マックビール シロクマのイラストがかわいい

 

私たちが行ったところはこんな感じでしたが、展望台など、見所はもう少しいろいろあるようですので、詳しく書いている方のブログをぜひご参照ください。

こじんまりしていますが、かわいい港街です。

 

以上が今回のトロムソ旅でした。

次は山スキーをしに行って、ロッジに泊まってオーロラ鑑賞もいいかな?と思っています。