2023-24シーズンの山スキー始めはテレマーク地方Lifjell山塊にあるSlettefjell(1180m)でした。
DNT Hymingsjåでの宿泊も合わせて楽しんだ年末でした。
概要
・日程:2023年12月30日(土)~31日(日)
・天気:30日 晴れのち曇り、31日 雪
・アクセス:オスロから車で2時間15分
・駐車場:あり(広い、30台以上)
・通行料:90kr
・駐車場付近の標高:680m
・DNT himingsjå付近の標高:710m
・山頂の標高:1180m
ルート
Googlemap
駐車場
山行記録
DNT Himingsjåに荷物をデポして出発
朝9時頃に駐車場到着。
昨日から停まっているだろう車が2台くらいありました。
日の出とともにDNT Himingsjåに向けて歩き出し、10時頃にHimingsjåに荷物をデポしてからSlettefjellへ向かいました。
気持ちのいい樹林帯
とりつきがよくわからずちょっと右往左往しながらでしたが日帰りの先行パーティーのトレースをありがたく拝借して登っていきます。
振り返ると湖と向こうの山の風景が良い感じ。
山頂は見えているものの時間切れで下山
13時の時点で山頂まで残り100m。
もう少し頑張れば山頂まで届いたものの、この季節は15時すぎには暗くなってしまう+初めてのルートのため今回は無理せずここまでに。
滑走準備しているときに山頂はガスに巻かれ始めたのでちょうどよかったのかもしれません。
滑走
前日の降雪のおかげで新雪が15~20cm積もっていましたが、気温が高い中降った雪だったので重ため。
針葉樹ですが樹間はほどほどの広さで滑りやすい方かなという印象でした。
滑りのルートどりはまあまあ良く、登り返しなくクロカンルートに復帰できたので、次の登りはこのGPSトラックを参考にしようと思います。
クロカンルートをたどってHimingsjåまで帰る
帰りはシールをつけてクロカン用に圧雪された場所を通って帰りました。
Himingsjåは50人宿泊可能な広いDNT hytta。
クリスマス仕様でニッセのぬいぐるみが置いてあったりしてかわいい。
この日はドイツ人の2家族が2泊していました。
「Slettefjellは暗いうちに登って朝日を見るのもいいよ~」と勧めてもらいました。
小屋も含めていいルートなので、また来たいです。
次は登頂できるといいな~。
おまけ:スターヴ教会をみて帰る
帰りにHeddal stavkirkeという教会に寄り道して帰りました。
スターヴ教会は木造教会の一種。
スターヴ(古ノルド語でStafr、現在のノルウェー語でStav)とは教会を支える太い支柱のことを指すそうで、その建築技法で建てられた教会がスターヴ教会です(樽板教会とも)。
かつてはヨーロッパ北西部に多く存在したようですが、いまではほとんどの教会が石造りに建て替えられているので、現存するスターヴ教会はノルウェーに28棟、ノルウェー国外に3棟とわずかです。
最も有名なのは世界遺産にも登録されているウルネスの木造教会。
ノルウェー西部のヴェストラン県にある、最古のスターヴ教会です。
建築されたのは1130年前後とされています。昨年の5月に行きました。
今回見たヘッダールスターヴ教会は13世紀前半~中頃あたりに作られたノルウェー最大級のスターヴ教会とのことです。
雪をかぶっていい雰囲気でした。
参考:
おまけ2:ノルウェーの年末年始
昨年の年末年始はスペインに旅行していたので、今年が初めてのオスロでの年越しでした。
年越しすると、あちこちで花火があがります。
花火を打ち上げている場所は個人の家の庭や公園。
今年は雪が降っていたのでひかえめだったとのことですが、例年はもっと多くの花火が上がるとのことです。
今年はだらだらと家でお酒を飲んでベランダから眺めただけでしたが、雪ではない日だったらもっと開けた場所に見に行ってもいいかなあ。
日本のように風情があるわけでもなく、無秩序な花火なのですが…。
日本は1年の中の一番大事な行事はお正月だと思いますが、ノルウェーでその位置づけなのは多分クリスマス。
ノルウェーのニューイヤーはクリスマスのおまけのようなもので、2日からは仕事はじめです。
我が家はクリスマスもお正月もスキーばかりでしたが、お祝いムードにかこつけて美味しいものをたくさん食べた年末年始になりました。
前回の一時帰国でお重を持って帰ってきたので、いつかノルウェーで手に入るものでおせちを作れたらいいなーと思います。