Jotunheimenでの山スキー2日目はHeimdalshøe(1843m)に行ってきました。
迫力のあるBesseggen(ベッセゲン)の尾根を正面に望む良いロケーションの山でした。
1日目の記録はこちら
概要
・日程:4月22日(土)
・天気:晴れ
・アクセス:オスロから車で4時間弱程度
・駐車場:道路脇に3台程度。近くのキャンプ場付近の駐車場からもスタートできるようで、そこはもう少し駐車可能と思われます(未確認)
・駐車料金:なし
※夜間通行止め区間。夜20時~朝8時まで (例年5月中旬まで)
※冬季通行止めになる区間があるので道路状況要確認
・スタート地点の標高:980m
・距離:13.5km
・標高差:860m
ルート
Googleマップ
私たちの停めた駐車場はこのあたり
ここはおそらく夏道の登山用駐車場(ここからでも山スキーできると思います)
山行記録
出発
今日も夜間通行止めのゲートが8時に開いてから出発。
毎度のことですが9時過ぎスタートで一番乗り。
帰ってきたらほかの車も停まっていました。
今回のHeimdalshøeは北斜面。
直近で雪が降ったのは5日前。
降雪後、快晴の日が続いていたので、さすがに雪質は終わっているだろう、今日は南斜面を狙う方がザラメが育っていたりするのでは…?と思いつつスタートしました。
じわじわと標高を上げていく
Heimdalshøeは標高差900m弱程度ですが、しばらく緩い斜度が続くので距離は13.5kmとやや長め。
この日はピーカン、かつ全く風が吹かない状況で、暑いこと暑いこと。
上裸+ビーコンスタイルのメンズや、下着のような格好のお姉さまがたくさんいました。
ところどころ岩肌などが見えているところもありました。
例年より雪が多いシーズンとのことですが、ここもそろそろ賞味期限切れのような雰囲気。
本来はイースターくらいでギリギリ滑れる積雪なのではないかと思います。
振り返るとこんな景色。
ベッセゲン尾根が見えます。
山頂まで
私たちは人の少ないルートで登ったようで、山頂近くになってからようやく数人すれ違うようになりました。
私たちは山頂に対して右側から回り込むような形で登りましたが、キャンプ場付近の駐車場からスタートした人たちは山頂向かって左側の尾根を使って登ってくる人が多い様子。
13時頃に山頂到着。
山頂標識はないですが、石が積んであります。
風がないので、ランチしたりお昼寝したりして過ごしている人が沢山いました。
山頂からはベッセゲン尾根がよく見えます。
ベッセゲン尾根に向かって滑走
お昼を食べてから滑ります。
山頂直下は風が当たるのでボコボコでしたが、標高1700m〜1500mくらいまでは予想外にパウダーが残っていました。
この日、日射でとても暑く感じましたが、気温はずっと-1℃~1℃程度。
降雪後時間が経っていて、快晴の日が続いても、標高の高いところはマイナスの気温が続いていたと思われるので、雪が生きていたようです。
勉強になりました。
とはいえパウダー区間は一部で、1500m〜1300mまでモナカ雪。
結構潜ってしまい難儀しました。
1300m〜駐車場まではザラメのような雪質でした。
色んな雪質が楽しめてこれぞ春スキーという感じです。
難儀したモナカも含めて楽しい滑走でした。
いつか登りたいBesseggen(ベッセゲン)
今日ずっと見えていたBesseggen(ベッセゲン)は、ノルウェーの中でも最も人気の登山コースのひとつ。
尾根を隔てて色の異なる湖を見ることができることで有名です。
ヨートゥンヘイム山地、ベッセゲンは日本語でもヒットする情報がいくつか出てきます。(私はこちらで友達に教えてもらうまで知らなかったのですが…)
今回の山スキー中に見えていたこの長い尾根をいつか通して歩くのが楽しみです。
一応、下山後に近くのDNThytteや駐車場を下見してから帰りました。
UT.noの紹介ページ
帰り道 犬ぞりツアー集団に遭遇
帰りの運転中、ワンちゃんがいっぱいいるぞ!と思ったら、犬ぞりツアーのワンちゃんたちでした。
ツアーは終わり、ワンちゃんたちを車に乗せているところだったようです。
この雪山をエリアを犬ぞりで駆け抜けるなんて、とっても気持ちいいだろうな~と思いました。
この日はカイトスキーをやっている人たちも見ました。
ノルウェーの冬のアクティビティのバリエーションの多さを感じます。
タコス食べてお疲れ様会
ノルウェー人が大好きなタコス。
簡単で、野菜もたっぷり取れる(気がする)ので、この日の夜ごはんになりました。
タコスの材料は大体安く手に入る気がします。
タコソース、ワカモレは既製品で十分美味しいですし、タコミートもスパイスミックスを混ぜるだけで簡単。
さっぱりしたビールがよく合いました。
Kronenbourg 1664 Blanc(クローネンブルグ 1664 ブラン)が最近のお気に入り。
フランス生まれのホワイトビール。
さっぱりで飲みやすいです。ジュースみたい。
以上、2日間の楽しいJotunheim山スキー記録でした。
そろそろ山スキーシーズンも終わりが見えてきました。
お花のことや、山菜のことなど書きたいことがいっぱいです。