クロスカントリースキーの道具を一式揃えたのでさっそく練習しに行きました。
道具を買った話はこちら
デビュー戦はオスロ市内 西側にある半島「Bygdøy」
オスロの街中なので、アクセス良好。
我が家から徒歩でもアクセス可能です。
ちなみに今年のノルウェーは雪が多いそうで、普段は積もるほど雪の降らないオスロにも積雪がありました。
Bygdøyのクロカンコースは雪がないと整備されない(そりゃそうだ)ですが、「今日は整備が入ったようだ!」と夫が嬉々として報告してくれたのでレッツゴー。
ちなみにBygdøyのクロカンコースが使えるのは数年ぶり?とのこと。
慣れないクロカン板に四苦八苦しつつも、いいお天気の中、気持ちの良いクロカンデビューとなりました。
概要
・日程:2023年12月18日
・天気:晴れ
・アクセス:オスロ内、バス・トラムなど
・駐車場:あり
・距離:5.61km
・獲得標高:79m
ルート
緑丸の地点からスタート
ノルウェーの朝
オスロ到着4日目。
時差ボケでまだ頭がぼーっとしている上、日照時間が短くて体内リズムが整わないのがつらいところ。
冬至直前なので、まさに今が最も日が短い季節で、日の出が9:30頃、日の入りが15:30頃です。
朝早く家を出ても真っ暗なので、日本で遊びにいくときより、朝はかなりのんびり家を出ます。
その代わりといってはなんですが、物価が異常に高いので、お昼ご飯を家で作ってから出発しました。
日本での山スキーシーズンのように、4時・5時に起きる必要はないものの、コンビニやスーパーで朝食・昼食・行動食をあんなに安く美味しく手に入れられていたのは奇跡だと思います。すでにセブンイレブンが恋しいです。
(オスロにもセブンイレブンはありますが、日本のセブンイレブンとは全くの別物です)
Bygdøyに向かう
住宅街の横を歩いていくと、いきなり広い公園が出てきます。
自然との距離が近い街です。
ちなみに、この翌日の夜にBygdoyに練習しに行ったときは、鹿が私たちの前を駆け抜けていきました。ここ首都ですよね…?
いざ練習開始
コースに到着したら、さっそく板をはいて出発。
クロスカントリースキーの板の特徴はこんな感じ。
・細板
・エッジなし
・かかとフリー
・シールなし(ウロコっぽいのはついてる)
この状態の板で進むのは、ゲレンデスキーとも、山スキーのシール歩行とも全く違う感覚。
初めてクロカンで滑ってみた感想
普通のスキーとこんなに違うのか!?とびっくり。
正直、最初は立っているのがやっとで、ほんの少しの下り坂でバランスを崩してコケまくっていました。
なんで曲がれないの!?止まれないの!?と、ゲレンデスキーの経験者は必ず困惑すると思います。
が、コケまくりながら2時間くらい練習して、なんとなく安定して板に乗れるポジションが分かってくると、多少のアップダウンはこなせるようになりました。
上り坂の登り方
上り坂は逆ハの字で登っていきます。
急なところはしっかりストックをついて体を支えて登っていきます。
板が軽いので、あまり大変ではありません。
緩斜面であれば、ウロコがついているのでハの字を作らなくても登れます。
コースの印象
Bygdøyはアップダウンも少ないので、初心者や子供連れの練習コース、トレーニング場所として適している印象です。
なによりオスロの街中というアクセスの良さは素晴らしいです。
慣れてくると、もっと広くてアップダウンのあるところ周回したりするほうが景色も変わって楽しいのかもしれないな〜と、場数を踏んだ今は思います。
しかしながらデビュー戦としては大満足でした。
クロカンの楽しさを知る
始める前は、クロスカントリースキーはランニングの代わりのような感じかな〜なんて思っていました。
オリンピックなどの競技としてのクロカンしか知らないので、運動競技場のような同じところを周回するようなイメージでいたのです。
でも、実際にクロカンをやってみて、山スキーと同じように自然の中を歩くことができる、なんとも気持ちのいい遊びだと知ることができてびっくり。
すでにお気に入りのアクティビティです。
また、今回クロカンコースに行ってみて驚いたのが、2〜3歳くらいの子供から、結構ご高齢だと思われるおじいちゃん・おばあちゃんまで、老若男女問わず、幅広い世代がクロスカントリーを楽しんでいること。
もちろんガンガンスピードに乗っている若者もいますが、お散歩感覚で気軽に楽しめるスポーツなのかもしれません。
転倒による怪我や、遭難のリスクもアルペンや山スキーより少ないでしょうし。
「こんなに自然が近いなんて、とってもいい国に来た!」とテンションが上がった1日でした。
また色々なコースで練習していきたいと思います。