Lygnaにクロスカントリースキーへ行ってきました。
ノルウェーに来てまもないクリスマス頃に1度訪れていますが、あまりの景色の良さに「ノルウェーに来てよかったなあ」としみじみ思ったクロカンコースです。
春も気持ちのいいコースでした。
概要
・日程:2023年3月11日(土)
・天気:曇り
・アクセス:オスロから車で1時間40分
・駐車場:広いので100台以上停められそう
・通行料・駐車料金:なし
(スキーセンターに向かう道は通行料あり)
・スタート地点の標高:622m
・距離:19.85km
・獲得標高:373m
ルート
iMarka(SKIFORENINGEN)にて、Lygna(Hadelandsåsdene)で検索
Googleマップ
駐車場はこのあたり(iMarka参照)
まずは近くのシェルに目的地を設定してくるのがいいかも
クロスカントリースキーの記録
2回目のLygnaクロカンはスタート地点を変更
Lygnaでのクロカンは2回目です。
1回目はクリスマスの時期にLygnaスキーセンターからアクセスしましたが、今回は別の駐車場から行きました。
Lygnaスキーセンターはクロスカントリースキー、バイアスロンの競技用のコース、射撃場が用意されています。世界選手権などでも使われるようなコースだそう。
スキーセンターから競技用ではないクロカンコースにも行くことができます。
前回、スキーセンターからスタートした時は、途中に料金所があり、25NOKの通行料がかかりました。
そしてその料金所でお金を支払った後、一度開いた料金所のゲートがすぐに閉まってしまい、2度料金を払うことになった、という苦い思い出があります。(料金所でお金を払った後は、早めに通過するのが吉…)
その一件もありLygnaから暫く足が遠のいていましたが、今回、久しぶりにルートを調べていたところ、他の場所にも駐車場がありそうだったので、スタート地点を変えて再訪してみることに。
これが大正解で、今回の概要に載せた駐車場からのスタートであれば、通行料も駐車場もかからず、コースに出ることができました。
スキーセンター側からのスタートでなくても、駐車場の近くにトイレや売店、ガソリンスタンドなどもあり、駐車場も広々しているので、次からは今回の駐車場をスタート地点にしようと思います。
景色が開けた気持ちのいいコースを進んでいく
Lygnaは、森林限界をがっつり超えているわけではないのですが、景色が開けているところが多いです。
広々とした雪原にクロカンのコースが伸びている風景が好きだなあと思っています。
歩き始めてすぐは、風が吹くと寒いですが、だんだん体が温まってくると、開けた雪原で風が抜けるのがとても気持ちよく感じるようになります。
坂の上のカフェでお昼休憩
長めの坂道の上に「Lushaughytta」というカフェがあり、昼休憩を取りました。
土日の11時~15時に営業しています。(クリスマスは閉まっていました)
Lushaughyttaは最初に出来たのは1972年だそうですが、2018年に改装されたとのことで、とても綺麗です。
メニューはトレイルの中のカフェなのでシンプル。
温かい食べ物はワッフルと、ソーセージ。
あとはコンビニなどでよく見かけるカップヌードルや、チョコレートなどの軽食、飲み物が置いています。
たくさん食事をとる、というよりは、休憩。という感じですね。
がっつりランチや、のんびりお茶を楽しむのであれば、駐車場付近のシェルの隣にある、Lygnasæterというホテル併設のレストランが充実していそうです。
メニューを見た感じだと、しっかりめの食事から、オープンサンド、ケーキなども楽しめそう。
午前中でクロカンを切り上げて、ここでランチやお茶をして帰るのもいいかも。
Velkommen til Lygnasæter - Lygnasæter Hotell
展望台に行ってみる
Lygnaの中で一番高いところは、Lushaugen(812m)というところで、展望台があります。
カフェのあたりから登っていくことができます。
クリスマスに来たときは、まだまだ滑りに自信がなく、登っても帰って来ることができなさそうなのでパスしていましたが、今回は登ってみました。
展望台に上ると、周辺が一望できます。
ノルウェーの山座同定はまだまだ自信がないですが、分かりやすく方向を示してくれるプレートが置いていて助かります。
展望台から降りた後は、小雪がちらつき始めたので、早めに撤退。
25kmくらい歩こうかなと思っていましたが、20km弱のクロカンとなりました。
前日も、夫の仕事の先輩方とのクロカンにご一緒させていただいて15km弱くらい歩いているので、十分満足しました。
やっぱりLygnaは気持ちのいいコースです。
ちなみに金曜日のクロカンは、夫たちの仕事終わりにスタートだったので、こんな綺麗な夕日を見ることができました。
夕日を眺めた後、ヘッドライトをつけての闇クロカン。これはこれで乙です。
12月の様子
クリスマス休暇で訪れた時は、日も短くて、ずっと夕焼けの中を歩いているようでした。
そして木に雪が積もっているのも、冬らしい景色で素晴らしいです。
春のように長い行動時間は取りにくいですが、昼間にこの景色を見ることができるのは冬だけです。
また、気温がマイナス10度くらいの寒い日に行ったので、表面霜やダイヤモンドダストを見ることができました。
表面霜は弱層(雪崩の原因になりやすい積雪内の層)となるのは知っていましたが、実際に見るのは初めて。
新潟は暖かいからか、見ることがありませんでした。
山スキーにとってはおっかないですが、表面霜は日が当たるとキラキラ輝いて、とっても綺麗です。
あんなに待ち望んでいた春が来たのに、今となっては真冬の景色も恋しくなります。
Lygnaはぜひ冬も春も行ってほしい良いコースです。
おまけ:ワールドカップを見に行きました
日曜日はホルメンコーレンで行われているスキージャンプ・ノルディックスキーのワールドカップを見に行きました。
のんびりしていたらノルディックは見損ねましたが、ジャンプは応援できました。
ジャンプ台は見たことはありましたが、実際にスキージャンプをしている人を見るのは初めて。
まじまじ見ると、あんな斜度のところ飛んでるの!?とびっくりするくらいのところを滑り降りているんですね。
私だったら、スタートで座っているところすら怖くて正気でいられなさそう。
高梨沙羅ちゃんは怪我のため今回は欠場。
また来年、沙羅ちゃんのジャンプを見れたらうれしいです。