2月に撤退していたHøgevardeに再び山スキーに行ってきました。
今回は条件もよく、山頂まで行くことができました。
雪も良かったです。
敗退記録はこちら。
ノルウェーの山スキーへの絶望と、日本への未練がつらつらと記載されています。
今見返すと、当時の私は思うように山スキーができなくてすごく落ち込んでいたのだと思います。
概要
・日程:4月7日(金)
・天気:晴れ
・アクセス:オスロから車で90分
・駐車場:あり(20台程度+いっぱいになったら道路沿いに縦列)
・通行料:60NOK
・スタート地点の標高:870m
・距離:12km
・獲得標高:750m
ルート
Googleマップ
ここに駐車してスタートでした。
再びHøgevardeへ
Trolløypaからの帰宅後、2日の平日を経て、再び木曜日~月曜日までの5連休。
Trolløypaはクロカンでしたが、後半の休暇は久しぶりに山スキーでした。
まずは2月に敗退したHøgevardeへ。
その後、Hemsedalに移動して2日間滑りました。
今回のHøgevardeは雪がいい
2月に行ったときは、降雪の翌日だったものの、風の影響で雪がほとんど飛んでしまっており、気温も低くて、完全なアイスバーンでした。
今回に関しては風が弱く、前日に降った雪が残っていて、歩き出しから良い予感。
天気も良く、山スキー、クロカンで歩いている人が大勢いました。
まずは短めに一本
当初は稜線近くまで進んだ後、進路を左手にとってHøgevardeの山頂まで向かう予定でしたが、正面の斜面が思いのほか良さそうなので、手始めに一本滑ってからHøgevardeまで登り返すことにしました。
風の影響を受けてややパック気味ではありますが、雪はまずまず。
ひとまず2月よりは全然いい雪なので一安心。
シールを貼りなおして山頂へ
あまり落としすぎずに適当なところで滑走をやめて、シールを貼りなおしました。
Høgvarde山頂までは終始直登できるくらいの斜度です。
山頂近くになってくると、DNTのキャビンが見えます。
立派なキャビンで、クロカンでも山スキーでもアクセスできます。
クロカンルートがすごいロケーションのところにあるんだなあと感動しました。
クロカンコースは回り込むように緩い斜度でコースがついているので、カチカチで条件悪くても登頂したい日は、クロカンコースの方を登ればいいのかも?と思います。
それなら山スキー板よりもクロカン板に履き替えていった方が楽しいかもしれませんが…。笑
山頂到着、滑走
山頂標識らしきものはありませんでしたが、方角や、見える山への距離が書かれたプレート(?)はありました。
記念撮影を数枚撮った後、ドロップポイントまで移動。
山頂近くからも落とせそうでしたが、駐車場までに登り返しが発生しそうだったので、稜線を少し戻ってから滑りました。
滑ろうと思っていたところよりも手前でドロップしてしまったようで、やや急なところもありましたが、そこさえ超えれば気持ちのいい斜度の斜面でした。
1日前に積もった10~15㎝の新雪を気持ちよく滑ることができました。
パウダースノーを滑るのも、長めに滑走距離が取れたのも久しぶり。
ようやくノルウェーでまともな山スキーができた気がします。
夫がテンションあがって叫びまくっていました。
最後は登り返しのないように帰ります
だんだん斜度がゆるくなるので、登り返しがないようにルートを選んで帰りました。
斜度がない部分は、クロカンの整備コースを行くのが楽です。
とはいえ、クロカンのトラックを壊すのはご法度。
スケーティングしている人の邪魔にもならないように端っこの方を滑らせてもらいました。
日射の影響で下の方はストップスノーになるかと思いきや、案外最後までよく走る良い雪でした。
ノルウェー人の朝はゆっくり?
来たときはそんなに混んでいなかった駐車場ですが、私たちが戻った13時過ぎには路上に縦列駐車がされているくらい混んでいました。
私たちの登り始めも10時近くでゆっくりだったにも関わらず、ノルウェーの人は昼過ぎからスタートする人がたくさんいるんですよね。
これは山スキーに限らず、クロカンもスキー場も一緒なのです。
春で日が長いから?とも思いましたが、冬の間もそんな感じなので、日の長さは関係ないんじゃないかと思います。
雪が痛む!とかの概念があまりないのか。(気温低いから痛まない?)
単にノルウェーの朝はのんびりするものなのか。
そのあたりの感覚はよく分からないのですが、私たちにとってはゆっくり出発しても駐車場が空いていることが多くて気楽です。
下山後はVassfarkoiaのDNTキャビンに再訪
下山後は以前も泊まったVassfrkoiaのDNT hytteに再訪しました。
人気のあるHytteは早々に予約でいっぱいになるようですが、Vassfarkoiaは前回も泊まった部屋のベッドに空きがありました。
(Hemsedalは埋まってました)
Vassfarkoiaの詳しいレビューはこちら
今回はノルウェー人の3人姉弟と相部屋。
多分30代くらいでしょうか。
「今はみんな違うところに住んでいるけど、スキー旅行のために集合したのよ~」とのことでした。
大人になっても、姉弟集まってスキー旅行するってなんだか素敵。
相部屋をすると、みんなが何を食べているのかが気になるのですが、今回の姉弟はティッカマサラを食べていました。
イギリス発祥のインド料理で、カレーみたいなものですが、あまり辛くないそうです。
食べたことがなかったので、今回の旅行の帰りにTOROのティッカマサラを購入してみました。
そのうちナンでも焼いて、一緒に食べようかなと思います。
だいぶ暖かくなってきて、日が出ているうちは外の方が暖かいくらいです。
みんなHytteの外のテーブルでのんびりお酒を飲んだり日向ぼっこしています。
私たちもビールを飲みました。
今回も夕日がきれいでした。
DNTキャビンに置いていた雑誌
表紙の岩がすごい。どこなのでしょう。
Hønefossから7泊でHytte til Hytteするコースが載っていました。楽しそうです。
山スキーへのモチベーションを取り戻した1日
この国で山スキーをするのは難しいな~。
クロカンしている方がたくさん遊べて楽しいな~。
なんて思っていた最近でしたが、「やっぱり山スキーでしか得られない楽しさはあるよね」と再認識した1日になりました。
何なのでしょう、あの山スキーしているときだけに出る謎のアドレナリン的ななにかは…。
春になり、日が伸びて気温も適度に上がり、天候が安定する日も増えてきたので、冬よりは条件の良い日も増えてきた気がします。
あとは何月まで滑れるか次第ですが、雪があるうちは頑張っていい斜面を探して滑りたいと思います。
以上、Høgevardeリベンジの記録でした。
翌日からはHemsedalへ移動。
Hemsedalでの2日間の記録はまた改めて更新したいと思います。