イースタースキー遠征旅行でHemsedalに行ってきました。
Golに宿を取り、NibbiとStorebottskarvetの二つの山でスキーをしてきました。
今回はNibbiの記録です。
概要
・日程:2023年4月8日(土)
・天気:晴れ
・アクセス:オスロから車で3時間
・駐車場:あり(広い)
・通行料:50NOK(Vippsにて支払い)
・通行規制:月~木までは道路封鎖
・スタート地点の標高:930m
・距離:8km
・標高差:830m
ルート
Googleマップ
駐車場はこのあたり
まずはここに目的地セットしてくるのがおすすめ
この施設の近くの分岐にゲートと、通行料が書かれた看板があります
Hemsedalについて
古くからのスキーリゾートで、ノルウェーで2番目に大きいスキー場があります。
ゲレンデスキーもクロスカントリースキーも楽しめるエリアですが、とりわけ山スキーに関しては、ファミリーでも行けるようななだらかな斜面から、エクストリーマー向けのスティープな斜面までバラエティに富んだ地形が楽しめるエリアなので、多くの山スキー愛好家が集うようです。
ノルウェー南部の中心に位置していて、オスロからは車で3時間程度。
前々から気になる山域ではあったものの、そんなに遠出せずともオスロ近郊に山がたくさんあるので、週末の2日間で行く選択肢にはなかなか入らないところでした。
ルート選びの参考にした本
ルートなどの参考にしたのはこちらの本。
① Toppturer i Hemsedal
Hemsedalの44の山、107のルートが掲載されています。
Norliのサイト:Norli Bokhandel
② Trygge Toppturer
Hemsedalについては4つの山しか載っていないものの、ノルウェーの有名な山スキーエリアの、有名なルートが網羅された本。
JotunheimenやTromsøなどの情報は多め。
Lofotenなども載ってます。
Norliのサイト:Norli Bokhandel
いざNibbiへ
Nibbiは前述の2冊両方に載っている、Hemsedalの中でも有名・人気な山。
多分この3つがNibbiが人気な理由かな~と思います。
・駐車場からすぐ登り始められるアプローチの良さ
・20~30度程度の一定の傾斜で山頂まで効率よく登っていける
・初心者向け~スティープラインまで、多くの滑走ルートの選択肢がある
実際人も多かったですし、特に子供連れも多かったことにびっくり。
本日の最年少は9歳(!)とのこと。
今日も今日とてのんびり10時スタート。
駐車場には先行車15台くらい。
帰ってきたときには30台近く停まっていました。
駐車場からはすぐに登り始められます。
かったるいアプローチなし。
その上、山頂手前のダラダラ雪原歩きもなし、というのはノルウェーの山だと珍しいような。
雪下駄になりつつ山頂へ
降雪2日後の南斜面。
気温はマイナス3度くらいなものの、快晴無風で日射も強く、ノルウェーで初めての下駄に…。
私は落とせる程度の下駄だったものの、夫は広範囲にがっつりやられて消耗しておりました。
一回下駄になるとワックス塗り直そうがどうしようもないですよね、乾かすしかないのか…。
Nibbiは山頂まで完全に無風。
のちに本を見返したら、この登った斜面は風の影響を受けにくく、雪がよく溜まるので、11月頃から良い雪が積もりやすいとのこと。
山頂についた途端、風がビュービュー吹いていました。
山頂には特に標識などはないです。
眺望は抜群で、裏側も良い感じの雪原が広がっていました。
さらに歩いて周囲の山へ向かう人も。
登っている途中、ずっと目立っていたこの山は、山頂から見るとなだらか~な山でした。
ノルウェーあるあるな山の形です。
滑走。雪はぼちぼち…
予想通りではあったものの、南斜面はパウダー消滅済。
前日のシュプールが凍って雪面はガタガタ。
なるべくシュプールの少ないところを狙って滑りましたが、なかなかあんよが疲れる滑走でした。
休み休み、景色を堪能して下山しました。
帰りの駐車場で会った親子が「裏側の斜面は良い雪残ってて人も少なくてよかったわよ~」と言っていて、次はそっちだなあ~。と勉強になりました。
景色を楽しむにはいい山。シーズン初めにまた来たい
人の少ない静かな山スキーが好きなので、そういう意味では違う山に行った方がいいかな~と思ったものの、とにかく山頂からの景色はべらぼうに良いです。
景色を楽しみにいく分には、効率よく登れて良い山だなあという印象でした。
早めに雪が積もる山だということが知れたのは良い収穫。
来シーズン、早い時期に滑りに来てみたいなあ~と思います。
帰りは周辺の山の斜面や駐車場の状況など偵察
帰りは周りの気になる山の偵察。
いくらでも選択肢がありますね。
ノルウェー人の山での服装について
ノルウェー人の山スキーの服装は男女ともにかなり軽装。
上裸にビーコン、ゴーグルスタイルのお兄ちゃんは普通。
スポブラ、ハーフパンツのお姉ちゃんも普通。
あ、この人ハードシェル着てるわ~と思ったら、がっつり開いたベンチレーションから生足とパンツ見えてますけど……!?みたいなのも普通。
私も基本的に暑がりなのですが、さすがにここまで脱いだら寒いでしょ!?ってくらいみんな薄着です。
耐寒能力の差を感じました。
4月、しかも雪の上でこんなに脱いでいたら、もっと暑くなった時どんな格好になるのでしょう…。
次の日のStorebottskarvetの記事はまた改めて更新します。
ベースにした宿などは次の記事にて~。