夏の北極圏といえば白夜。
ノルウェーに来たからには沈まぬ太陽を一度は見たい!と思っていました。
Senjaでは低山の山頂から、Andøyaではビーチで白夜を体験しました。
▼前回のSenja島の記事はこちら
白夜のタイミングなど
北緯66.6度以北の北極圏では、6月下旬の夏至前後に白夜となります。
白夜の期間は同じ北極圏内でも緯度によって異なり、高緯度ほどより白夜の期間は長いです。
今回白夜を見た7月21日、22日はロフォーテン諸島では既に白夜の期間は終わっておりましたが、その北に位置するSenjaやAndøyaではまだ白夜の期間でした。
サマータイムなので太陽が一番低い時間は夜0時ではなく、ほぼ1時です。
北極圏の太陽は西ではなくほぼ北に沈むので、白夜を楽しむなら北に開けた海岸や、山の上がおすすめ。
Sukkertoppenへのナイトハイク
ルートなど
距離:2.0km
獲得標高:460m
▼UT.no
太陽に照らされるBergsøyanが美しい
SUPのあと、夜ご飯を食べてからSukkertoppenへ登りに行きました。
駐車場はSUPのときと同じくHamn i senjaの近く。
22時半に出発して歩き始めて、0時前には山頂に到着。
一番日が低い時間はちょうど雲がかかってしまいましたが、SUPで行ったBergsøyanが太陽に照らされてとっても綺麗な景色でした。
標高は低いですが、山頂近くは急なザレ場が続きます。
特に下山は滑り落ちないように注意。
夜中2時くらいの下山はさすがに眠かったです。
Andøyaへ向かうフェリー待ちで地獄を見る
SenjaからAndøyaに向かいます。
しかしAndøya行きの11時のフェリーに乗るために9時半頃にフェリー乗り場に向かったら、すでに大行列…。
フェリーの本数が少ないので夜のうちからレーンに並んで車中泊したり、もっと朝早くに来ていたようでした。
この事態に気が付いてから乗り場のGoogleレビューを見たら、この混雑についてのコメント多数。
そして「フェリーを待たずに陸路で行くことにした」という人もちらほら。
事前にレビューを見ておくべきでした。
11時、15時、19時しか運航していないので、もしAndøyaに用がなくロフォーテンに行くのが目的なのであれば、フェリーを待つより陸路でロフォーテンを目指す方が早い可能性大。
400km弱、6時間くらい走ればSvorværに着きます。
私たちはAndøyaに行きたかった&15時のフェリーには乗れそうな位置だったので、その後はフェリー乗り場の近くを散策して過ごしました。
幸い乗り場にはスーパーがあり昼からはキッチンカーが営業を始めるので、朝ご飯や昼ご飯の調達には困りませんでした。
Andøyaに上陸
Bleikビーチでテン場探し
ずいぶん時間がかかりましたがAndøyaに到着。
Andøyaの西側にはBleik strandaという綺麗なビーチがあり、北向きに開けていて白夜を見に行くのにちょうど良さそうだったのでそのあたりで泊まる場所を探すことに。
▼このあたりでテント泊
▼この日はいっぱいでしたがキャンプ場も近くにあり
テントでゴロゴロしながら太陽観察
今日も雲は出ていましたが、水平線をすれすれで太陽が移動していく様子を見ることができました。
日本で見る夕日はすごいスピードで沈んでいきますが、ノルウェーではとってもゆっくりなスピードで太陽の位置が変わります。
0~2時くらいの間のタイムラプス動画。
沈まぬ太陽鑑賞。0〜2時くらいのタイムラプス。水平線を平行移動して1時を過ぎたらまた昇った。不思議だー。 pic.twitter.com/zcUGwmT3kH
— moe (@moepppp8) July 23, 2024
ヒツジに囲まれながら撤収
Bleik strandaには放牧中のヒツジがいっぱい。
朝はテントの近くをウロウロしていました。
海辺とヒツジの組み合わせが不思議で面白い。
Andøyaはビーチや山々で綺麗で素敵なところでした。
今回は1泊しかしませんでしたが次に来る機会があればもっとのんびり過ごしたいです。
撤収後はいよいよ最終目的地のロフォーテンへ。