しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

ノルウェーのバカンス定番スポット ロフォーテン諸島

今回の旅行のゴールであるロフォーテン諸島へ。

いくつものフィヨルドと切り立った山々、かわいい漁師小屋の並ぶ港町の景観が楽しめる場所で、ノルウェー国内外から観光客が訪れます。

 

7月最終週に行ったのでノルウェー人のバカンスシーズンのピークは過ぎていましたが、いかんせん狭い島なこともありキャンプ場・駐車場・スーパーなどあらゆるところ人・人・人…。

正直なところ人が多すぎてもう夏に来る気にはならないのですが、人気なのが分かる美しい島でした。

(個人的には夏に再訪するならSenjaやHelgelandかなと思います。)

 

 

行程

ロフォーテンでは5日間過ごしました。

1日目:Reinebringen登山

2日目:Horseid stranda登山

3日目:Henningsvær、Eggum泊

4日目:雨で停滞

5日目:Svorvær Djevelporten登山

 

Moskenesでキャンプ

Reineの近くにあるMoskenes campingに泊まりました。

シャワーやキッチンが新しくて綺麗です。

電気なしのサイト利用だったので1泊のみ。

夕方になると混んできます。

 

Reinebringen登山

ロフォーテン諸島の中でも一番人気のある登山コースの1つであるReinebringenへ。

標高448m、登山口からは往復3.5km、1時間くらいで登って帰ってこれました。

登山ルートの詳細などはUT.no参照。

 

駐車場が混むのでキャンプ場から自転車で行きました。

駐車場はReineの街中にある駐車場もしくは、Djupfjordbruaの近くにある駐車場がありますが、どちらに停めても登山口まで徒歩20分くらいです。

 

2021年には登山者が増え山の侵食が進んだことや落石の危険を理由に山頂まで続く階段が完成しました。

1978段あるそうです。

登山口から山頂までずっと階段なので、登山というより、階段いっぱい登って展望台に行くようなイメージです。

傾斜はそこそこあり階段だと足幅が決められてしまうので大した標高差ではなくてもいつもの登山より疲れました。

 

ペラペラのスニーカーにスカートで登っているTHE観光客のツワモノも多いです。

まあずっと階段なので服装とかなんでもいいと言われればそうなのですが、少し雨が降ると石も滑りやすいですし、山頂は風も吹いて冷えることも多いので、それなりの格好で行く方がベターでしょう。

 

山頂からの景色は周りの山々やフィヨルド、Reineの街を見下ろせます。

いっぱい人がいて山頂付近も混みあうので、少し休憩して早々退散。

下山はストックがある方が膝に負担がないと思います。

登山口近くに駐輪
ひたすら階段

振り返ると海が綺麗

山頂より
Reineの街とフィヨルドを見下ろす

パノラマ

 

Horseid strandaでテント泊

朝はÅの街を観光し、テントを撤収。

前日のReinebringenの人の多さにすっかり参ってしまい、とにかく人の少ないところに行こう…ということで、あまり人の多くなさそうなビーチへ行くことに。

Reineからフェリーに乗ってKirkefjordへ渡り、5km歩いてHorseid starandaというビーチに行き1泊しました。

 

同じように歩いていくビーチとしてはBunes strandaの方が有名で、そちらは船を降りてから3kmくらいのハイキングなのでHorseid strandaよりアクセスしやすいです。

ただおそらくHorseid strandaよりは混むと思われます。

 

この日Horseid strandaに泊まっていたのはテント6~7張くらい。

波の音だけ聴こえる静かな夜でした。

ロフォーテン最西端の集落Å
Bakeriet på Åにて朝ご飯

Reineの街からKirkefjordの港へ
チケットは乗り場で船の人から直接買いました
混む時期は乗り場に早めに並ぶのがおすすめ
Kirkefjordの港に上陸

登山道発見

港から1時間弱歩き
峠を越えるとビーチが見えてくる

登山の格好でビーチを歩く不思議な絵

天気よく、虫もいないので外でご飯

夕日が綺麗

照らされるU字谷

帰りは小雨
船に乗るのは脚立使用
IKEAのバッグをレインカバーにしている人が数人

 

Eggumでキャンプ

Horseid strandaから戻った後は、Henningsværを観光し、Eggumという夕日の綺麗な海辺でロフォーテン最後のテント泊。

 

EggumはGoogleマップではキャンプ場なのかどうかハッキリしなかったのですが、実際に行ってみると案内の看板がありテントは1泊100kr、キャンピングカーは200krで泊まれるようになっていました。

テントはどこでも張ってOK、トイレあり、水を汲んだり洗い物をする場所もあります。

料金はカフェかVippsで払う形でした。

Henningsværも海が綺麗でいいところ
この辺でテント張っても楽しそう

今夜はEggumに泊まることに

海が見える場所にテントを張りました

ヒツジがいっぱいいます
キツネも見ました

第二次世界大戦時にドイツが作ったレーダーの遺構があります

 

SvorværのDjevelporten登山

ロフォーテン滞在最終日。

Svorværの港からHurtigrutenに乗船する予定だったので、Svorværの街でランチしてから軽めの登山をしにDjevelportenへ。

 

Djevelportenの標高は440m。その先の山頂Fløyaは590mです。

Djevelportenまでは往復で4km、1時間半くらい。

 

Djevelportenは「悪魔の門」という意味。

岩に挟まれて門のように見える場所がそう呼ばれるそうです。

 

ここもReinebringen同様、階段多めですが、段差がそこまで大きくないですし、階段以外の場所もあるのでReinebringenより楽しかったです。

Djevelportenより少しだけ登ると山の反対側の景色が見えました。

ここも階段
目の前のとんがったピークはクライミングに人気
双眼鏡でクライマーを眺める

悪魔の門
岩の上には登れますが落ちると致命的なので注意
Djevelportenの少し上からの景色

これにてロフォーテン編終了

 

Hurtigrutenに乗って北ノルウェー旅は終了

長かった北ノルウェーへの旅はSvorværにて終了。

Hurtigrutenに乗ってTronheimまでいき、Tronheimからオスロまで車で帰りました。

 

Hurtigrutenは車両の積載が可能。

ただし載せられる台数が少ないので、2か月前くらいには予約しました。

 

Tronheimからはまっすぐオスロに帰る予定でいましたが、思いのほか天気がいいのでSnøhettaやJotunheimenあたりに寄り道して帰りましたのでその記事はまた後日。

 

7月後半、北ノルウェーはかなり天気に恵まれていて海でも山でも沢山遊べた夏休みになりました。

Hurtigrutenに車も載せられます

さよならロフォーテン

ジャグジーあります
ちゃんと40度くらいのあったかいお湯!