しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

Vikerfjell Svarttjernskollenにて山スキー

2度目のSvarttjernskollenでの山スキーでした。

ノルウェーらしい雪質のスキーでしたが、1か月ぶりに同じ山で山スキーをして、春が近づいていることを実感できました。

 

そしてこちらではじめてライチョウを見ました。

 

 

概要

・日程:2023年2月25日

・天気:晴れ

・アクセス:オスロから車で90分

・駐車場:ゲート手前に駐車

・通行料:100NOK

 

・距離:6.70km

・標高差:370m

ルート

Googlemap

駐車位置はこのあたり

goo.gl

 

再びSvarttjernskollenへ

前回は予約がいっぱいだったVikerkoiaの新しい方の部屋に泊まってみたいね~ということで再びVikerfjell方面へお出かけしてきました。

天気のいい土曜日に山スキー、少し曇り予報の日曜日にクロカンでした。

 

前回のSvarttjernskollen山スキーの記事はこちら

shirokumanoasobi.com

 

出発

前回と同じ駐車スペースに車を停めて出発。

今回は先に4台くらい停まっていました。結構人がはいっているのかな?

今日もありがたく先行者のトレースをお借りします。

駐車場所

今日もトレースあり

 

樹林帯を登っていると、先行の5人パーティーが滑ってきました。

風が強い予報だったので、上部の様子を尋ねると、やはり、”山頂下はWindy & Hardだよ”との回答。

だめなら樹林帯を滑って登り返そうかな~と相談しつつ歩みを進めます。

 

そういえば、前回来たときは木に雪がついていてモンスターチックな雰囲気になっていたのですが、今回は完全に溶けています。

この前日も雪が降っていたのですが、気温も高くなってきて、春の様相になってきました。

樹林帯歩き。山スキー用にザックを新調しました

カリカリの森林限界上でライチョウと遭遇

前回来た時は風も弱くいい感じに新雪が積もっていた山頂下も、今日は風で飛んでしまってカリカリバーン。

 

なるべく雪の飛んでいないところを歩きたいので、木の生えているところを選んで、前回よりも右に右に歩いていきました。

が、いよいよ木もなくなって風も強くなってきたので、ピークハントせずにこの辺から滑ろうかね。と夫と相談していたその時。

前方に何か白い塊を発見。ライチョウでした。

 

このとき、標高わずか1,000m弱

さすがノルウェーのライチョウは、こんなに低い標高のところから生息するんだなと感動。

そして私も夫も、実は真っ白な冬毛のライチョウを見るのは初めて。

かわいかったです。

 

私たちに気が付いたのか、すぐに飛び立ってしまったので写真は撮れませんでしたが、うれしい出会いでした。

前方の岩のあたりにライチョウがいました

ライチョウに元気をもらい、結局Svarttjernskollen登頂

ライチョウに会えてすっかりテンションの上がった2人。

ライチョウが飛んで行った先を見てみると、風下のボウルは少し雪が溜まっていそうなので、もう少し先へ進んでみることにしました。

少し下って登り返し

そしてボウルを登り上げた先には、前回も見た山頂の標識が。

前回より若干の遠回りはしたものの、結局登頂できてしまいました。

前回登った時はなかった、山の名前が書かれた看板を発見。

前回は雪で埋まっていたのでしょう。

Svarttjernskollen(1054m)山頂

滑走

さて、今日も風がビュービュー吹いていて寒いので写真撮影もそこそこに滑走します。

まずは少し雪が溜まっていそうだった風下のボウル。

若干風でたたかれているところはあるものの、今回の滑りの中ではなかなかいいところでした。

まずまず。

 

ボウルを少し登り返して、先ほどはガリガリだった樹林帯の少し上を滑ります。

なるべく固くなさそうなところを選んで滑ってみましたが、雪が柔らかそうに見えたところは総じてウインドパックされたモナカ雪

板がひっかかって曲がれません。

 

ふたりでひーひー言いながらモナカゾーンを滑り終え、最後は樹林帯に望みをかけましたが、昇温によりまるで越後の餅パウダー

斜度も緩いので、ちょっぴり難儀です。モナカよりはマシですが…。

 

滑走後

適当な場所で日向ぼっこしながらお昼休憩。

山で食べるカップラーメンが世界一美味しい。

樹林帯を登り返すのはやめて、早めにDNTヒュッテに行き、昼寝しました。

本日のお供はトムヤムクン。これ大好き。
なお、カップラーメンは日本から大量に持ってきています。

春の訪れを感じる1日

先月来たときはマイナス15度と、まだ日も低かったので、樹林帯の雪はいつまでも生きていました。

今回はマイナス6度くらい。

太陽高度が高くなってきて日射が増えたのもあり、やはり昼近くになると雪は傷んでしまいますね。

 

その代わり、行動中は太陽のおかげでぽかぽか。

1月は、どんなに晴れていても、太陽の光を暖かく感じなかったのですが、太陽が高くなると、こんなに暖かく感じるようになるのか~。という学びがありました。

太陽高度って大事なんですね。

 

ノルウェーに来たのは12月半ば、ちょうど冬至の頃でしたが、その時は1日の日照時間は6時間でした。

1日を通して日が低くて、朝焼けと夕焼けを繰り返すような毎日でしたが、今は10時間まで伸びて、日本と変わらないような太陽高度になっています。

 

そして6月の夏至の頃には18時間になるのだから、毎日とんでもないスピードで日が伸びていっているのだと思います。

夜中の22時過ぎまで明るいそうです。どんな世界なんだろう。

 

こうしてノルウェーの冬は終わり、春になっていくのだな~と感じた1日でした。

 

山スキー用ザックをグレゴリー「TARGHEE」に新調

以前から、山スキー用ザックを買い替えたいなと思っていました。

 

欲しいザックの条件は、アバランチギアの収納ポケットがあり、背面アクセス可、ヘルメットホルダーつき、スキーの外付けがしやすいストラップのもの。

そのすべての条件に、グレゴリー「TARGHEE」がドンピシャでした。

 

夫のザックもだいぶ年季が入っていたので、いい機会なので一緒に買い替え。

ちょうどタイミングよくXXLのシーズンエンドセールで安くなっており、お得に買うことができました。

 

夫は荷物が多く、雨蓋つきが良いなということで45L。私は32Lです。

色違いで買いたかったのですが、レッドは売り切れていたので、形違いで同じ色のものを購入しました。

 

私たち、ハードシェルの色の組み合わせも似ているのに、ザックも一緒ってバカップルみたいじゃないか…とは思うのですが。

まだヘルメットの色が違うのでセーフということにします。

 

「TARGHEE」デビュー戦としては、やはりアバランチギアが別ポケットに入ると、取り出せるスピードがかなり速くなりますね。

いままで、ザックの雨蓋をあけて、巾着紐あけて、暗いザックの中でスコップの柄がどこにあるかゴソゴソして…とやっていたのが、ジッパーを開けて、さっと取り出せるのはいいことです。

やはり緊急時のものは、早く取り出せるのに越したことはありません。

 

あと意外に便利だったのが、ゴーグルの収納スペース。

取り出すのも楽だし、傷ついたりするリスクも減って良さそう。

 

あとはハイドレーションユーザーにとっては、ハイドレーションチューブを通せるショルダーハーネスがついているので、冬季も水が凍りにくいのはメリットかもしれません。

 

GREGORY公式サイトの紹介はこちら(公式からは売り切れでした)

www.gregory.jp