しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

秋のJotunheimen Bitihorn(1607m)へ

JotunheimenにあるBitihorn(1607m)に登ってきました。

秋のJotunheimenは初めてでしたが、夏のハイシーズンを過ぎて人も少なく、落ち着いていていい雰囲気。

そして紅葉がとても綺麗でした。

 

BItihornは標高差500mちょっとで往復4時間程度の手軽さながら、眺望が終始とても良い山なので、日帰りで軽めの登山をしたい人におすすめです。

 

 

概要

・日程:2023年9月23日(土)

・天気:晴れ時々曇り

・アクセス:オスロから車で3時間30分

・駐車場:あり(60~70台程度)

・駐車料金:60NOK/日(Vipps)


・登山口の標高:1060m
・山頂の標高:1607m

・距離:8km

・獲得標高:538m

 

ルート

UT.no参照

ut.no

 

Googleマップ

駐車場

maps.app.goo.gl

 

山行記録

駐車場

朝9時に駐車場到着。

駐車料金は1日60NOKです。

Vippsにて支払いができます。

駐車場は広いので、70台近く駐車できそうです。

私たちの出発時は1台もほかの車がありませんでしたが、13時過ぎに下山した際は60台程度停まっていました。

駐車料金

下山時の駐車場の様子

 

出発

本当はベッセゲン尾根に行こうかと計画していた週末だったものの、私がコロナで寝込んで病み上がりだったので無理せず軽めの登山に変更しました。

(私は多分ベルリンでコロナを拾ってきましたが、どうやらノルウェーもコロナ・インフル再流行中な様子…)

 

今回登ったBitihornは山スキーで行こうと思っていた場所だったので、下見も兼ねて。

Bitihornの隣には春に山スキーをしたSynshornがあります。

BitihornとSynshornはどちらも切り立った崖があり、遠くから見ても非常に目立つ山です。

 

Bitihornは切り立った岩場を行く短いルートと、大回りでゆるやかに上がっていくルートの二つがあり、今回は後者で行きました。

 

駐車場を出発してしばらくは湿原と湖の間をゆるやかに登りながら水平移動していきます。

だいぶ終わりかけでしたがまだブルーベリーが生えていました。

 

Bitihorn
左の方に小さな塔のようなものが建っているところが山頂

紅葉したブルーベリー

 

ヒツジ用の柵を通ったあとから上り坂

ヒツジが出ていかないように柵があります。

少し重ための扉を通って柵の中に入ったら、本格的に登りになっていきます。

 

斜度はゆるやかで浮石も少なかったですが、岩場を登っていくので雨上がりなどは滑らないように気を付けた方が良さそうです。

 

ルートは赤い印がつけられています。

 

標高が上がってくるとかなり眺望が良いです。

紅葉と湖の景色を楽しめます。

柵の扉の向こうにいきます

TのマークはDNThytteの方面
今回の山頂に向かう方向にはBと書いてあります

眺望良い

 

山頂到着

途中長めの休憩をはさみつつ、出発から2時間程度で山頂到着。

山頂に着くと、いままで見えなかった方面の景色も見えて圧巻です。

若干雲が多くて見えない部分もありましたが、大満足の眺望でした。

山頂到着

素晴らしい景色

 

下山

山頂に到着するまでは誰にも会わなかったので、「人気ないのかなこの山…」と思っていましたが、私たちの下山のタイミングでたくさんの人が登ってきました。

いつも通り私たちの登り始めが早いだけだったようです。

 

子供連れの家族、お年寄り、ティーンなど幅広い年代の人が登っていました。

そんなにハードじゃないのに景色も良く、満足感のある山なので多分人気の山なのだろうと思います。

 

遠くの方は雨が降っていたようで、時々虹がかかっているのを見ることができました。

(紅葉していると虹は見えにくいのですが)

ワタスゲ

下山後に見た虹

 

下山後はドライブ

13時30分くらいに下山したので、計4時間半くらいの登山になりました。

病み上がりでかなりのんびりペースの登山だったので、いつものペースだと4時間弱くらいで往復できそうです。

UTにはコースタイム3時間と書いていますが、3時間で往復できる人はまあまあ健脚寄りなのでは…と思ったりしました。

 

下山後は周辺を少しドライブ。

冬は閉まっているDNT運営のカフェであるDNT Flye1389が開いているので立ち寄ってチョコレートケーキとコーヒーを頼みました。

景色が良くておすすめです。

その他ベッセゲンのフェリー乗り場の下見などをして帰路につきました。

maps.app.goo.gl

DNT Flye1389
標高1389mにあるカフェです

 

冬はもうすぐ 防寒対策などはしっかりと

短めでも登りごたえがある良い山でした。

紅葉のJotunheimenは雰囲気がとても良いですね。毎年来たいです。

 

ちなみに標高の高い山(2000m前後)は既に雪が積もっており、冬が近いことを感じる登山になりました。

 

9月下旬というと、日本の本州の山はまだまだ紅葉にも早いくらいかと思いますが、Jotunheimenなどノルウェーの高山帯は北海道に近いような気候なのかなと思います。

(大雪山も同じくらいのタイミングで初冠雪していたはず。Jotunheimenはもっと早く冠雪しますが)

 

今回も風が吹くと結構寒かったりして、山頂ではダウンとニット帽で防寒しました。

 

秋分も過ぎて日が暮れるのもどんどん早くなっていくので、余裕を持った登山計画をしたいと思います。

また、装備も防寒着やガス関係などを秋冬用に見直さないと…と思った1日でした。

 

オスロの紅葉はあと2~3週間というところでしょうか。

オスロ近郊の白樺の森が紅葉したらきれいなんだろうな~と楽しみにしています。

冠雪した山々

 

秋もオーロラが見えます

冬の方が夜が長いのでチャンスタイムが長いですが、秋もオーロラを見ることができます。

この日の夜はオーロラ予想がまあまあ良さそうで晴れていたので、23時過ぎに北の方向が開ける場所に車で行ってみたらぼんやりとオーロラが見えました。

このくらいの強さの日だと、肉眼だとなんか遠くが明るいなあ程度で、カメラを向けると若干緑に発色して見えます。

 

この日、北極圏に近いところは晴れていれば結構いい感じにオーロラが見えたんだろうなあと思います。

 

昨シーズンは2月のトロムソでオーロラを見ましたが、そんなに太陽活動が強い日ではなかったので、今年はまたどこかで強いオーロラハンティングのチャンスが巡ってきたら嬉しいなと思います。

ぼんやりと明るいところがオーロラ