しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

電車で行くNordmarkaの日帰り自転車 30km

電車に自転車を乗せて、Movatn駅からNordmarkaを通って自宅まで30kmのマウンテンバイクDAY。

ノルウェーでは電車に自転車をそのまま乗せられます。

花盛りでカラフルなNordmarkaでした。

 

 

概要

・日程:2024年6月23日(日)

・天気:晴れ

・アクセス:オスロ中央駅から電車で25分(R31 Jaren行、RE30 Gjøvik行など)

 

・距離:31.8km
・獲得標高:354m

 

ルート

Movatn駅~Bjørnholt~Sognsvann~自宅


電車(国鉄Vy)に自転車を乗せる方法

自転車の持ち込み方法と予約

ノルウェー国鉄「Vy」では自転車を電車に持ち込むことが可能です。

自転車のマークの書かれた車両に自転車を持ち込み、自転車用のチケットを列車内で車掌さんから購入します。

自転車は解体して輪行袋に入れる必要はなくそのまま持ち込むことが可能です。

 

予約が必要な路線

自転車スペースの予約が必要な路線があるので要注意。

予約が必要な路線と、各自転車スペースの台数は以下の通り。

  • Bergensbanen(ベルゲン鉄道) 15台分
  • Flåmsbana(フロム鉄道) 15台分
  • Gjøvikbanen(イェービク鉄道) 17台分
  • Oslo-Gøteborg(オスロ-ヨーテボリ間) 5台分

 

なお、ベルゲン鉄道は自転車に名前や降車駅などのラベルを貼るという事前作業が必要になるので、Rallarvegenなどの自転車ツアーを計画する際などは要注意。

 

また、予約が必要ない路線の場合でも、既に多くの台数の自転車が乗っていたり、車椅子やベビーカーなどを使用している人が複数いる場合などは車掌の判断で自転車が乗せられない可能性があるそうです。

 

運賃

自転車チケットは子供用チケットとほぼ同じ金額で、距離によって金額は変動します。

ほとんどの路線で最大運賃は255Kr(2024年夏現在)です。

ただし、夏季のベルゲン鉄道は、距離に関係なく定額料金がかかります。

 

詳細や現在の運用状況は、Vyのサイトで確認してください。

▼Vyのサイト

Vy Sykkel på toget

 

今回の運賃

今回はオスロ中央駅~Movatn駅までの自転車チケットは1台 21Krでした。

ホームを自転車を押して歩く
ホームや駅舎内で乗るのは禁止です!
たまに若者がやってますが危ない。

チケットは車掌さんが検札に来るタイミングで購入
クレジットカードで決済できます

 

T-bane、バス、トラムなど他の公共交通での取り扱い

Ruterの運行しているもの

Ruter(オスロとAkershusの公共交通の会社)が運行しているT-bane、バス、トラムでの自転車の取り扱いについては以下のようになっているようです。

 

乗せる前にRuterの公式で最新の情報を確認してください。

 

▼Ruterのサイト

Reise med sykkel | Ruter

 

T-bane

T-bane(地下鉄)では平日のラッシュアワーを除き、自転車の持ち込みは無料。

ラッシュアワーは平日の朝7:00~9:00と、夕方15:00~18:00で、この時間帯に持ち込む場合は子供用運賃と同額を自転車代として支払います。

 

土日祝日、またノルウェー人の多くが夏休みを楽しむ7月中は車内にスペースがある限り無料で自転車を乗せられます。

 

バス・トラムなど

大きさなどに制限があり、運賃を支払う必要はあるものの持ち込みは可能です。

ただし混んでいる場合などは持ち込めない場合があります。

 

記録

出だしは上り坂

オスロマルカで遊ぶならゆっくりスタートでいいね、と久しぶりにのんびり起きれた日曜日。

Movatn駅に到着したのは12時ちょっと過ぎくらい。

同じようなことを考えている人がいっぱいMovatn駅で下車して自転車を漕いで出発していきました。

 

Movatn駅からは早々に上り坂が始まります。

出だしの5km、30分くらいはずっと登り坂。標高差200m。

そんなに急な坂ではないものの、オスロに来るまでママチャリしか乗ったことがない自転車初心者の私には十分しんどい。

 

とはいえ、この最初の登り坂さえ乗り切ればあとはほとんど下り基調なのがこのルートの良いところだと思います。登った分、下りは爽快。

 

夫は自転車旅行→登山→山スキーという順番でアウトドアを始めていますが、夫曰く自転車と山スキーは親和性高めとのこと。

確かに登るのは大変でも、下りの爽快さで疲れがチャラになる感じは似ているかもしれません。

 

登山は登った分また足でおりないといけないので、特に夏山シーズン初めは毎回「この下山、スキーなら一瞬なのに…」と考えるのですが、今後はそこに「この下山、自転車なら一瞬なのに…」も追加されそうです。

Movatn駅
サイクリング、ハイキング、トレランなど
アウトドア装備の人がいっぱい電車をおりました

駅前の地図と標識チェック

しばらく登り坂

湖で休憩

 

Bjørnholt

Bjørmnholtに到着。

冬の間にクロカンでも来れます。

カフェが営業中なのでここでランチ兼おやつ。

カフェの前にルバーブが生えていました。

ノルウェーの森のカフェや、一軒家などの庭にはよくある光景です。

Bjørnholt到着

カロリー補給

ルバーブ

 

ひたすら下ってSognsvannへ

Bjørnholtを出たらSognsvannを目指します。

ここもほとんど下り坂。

Ullevålseterあたりからは自転車・登山・ウォーキングなど色んなスタイルの人が増えてきます。

出発から3時間ちょっとでSognsvann到着。

晴れの日曜日、湖で泳ぐ人たちで大賑わいでした。

 

冬にクロカンをしたときはSognsvannからT-baneで自宅に帰りましたが、夏の間は自転車でそのまま家に帰れるのが嬉しいです。

 

また、オスロマルカなら昼からスタートでも16時には家に帰ってビールが飲めるんだ!という気付きを得ました。

わざわざ遠出しなくても、家の近くに豊かな自然があることが本当に幸せです。

お花たち
カラフルでかわいい
ノルドマルカの湖のいくつかは水源地でもあるので
水源地の近くでは焚火や野営、釣りなどは禁止です

 

花冠がまあまあ上手に作れた日

花盛りのオスロマルカ。

この時期は白・ピンク・黄色・青とカラフルな花々が森中に一斉に咲きます。

自転車で走る道の脇にもずっとお花が咲いていて癒されました。

ノルウェーだと春先は森でお花を摘んで家の花瓶に生ける人なども多くいます。

 

この日はちょうど夏至祭だったので、北欧の夏至祭らしく花冠を作るかあ~と思い立ってカフェの休憩中とSognsvannで花冠を作りました

 

Bjørnholtにはカラフルな花がいっぱい咲いていたのでカラフルな花冠。

Sognsvannではシロツメクサメインの花冠を作りました。

 

私は虫が出るのが怖くて家に花は持って帰らない主義なので、Bjørnholtの看板にかけたり、道行く子供にプレゼントして帰りました。

 

小さい頃、母がシロツメクサで花冠を作ってくれたことがあったなあと記憶が蘇ってきて懐かしくなりました。

小学生くらいの頃は真似して作ってみようとしても全然作れなかったのに、大人になったら上手にできるもんだから感慨深いというかなんというか…。

一応花冠らしく頭(ヘルメット)に乗せておく

勝手にBjørnholtの看板に寄贈

シロツメクサメインのもの

まあまあ上手にできたと自画自賛

 

オスロマルカが大好きだと改めて感じた1日

広大なクロカンルートがほとんどそのまま自転車ルートやハイキングルートに転換する夏のオスロマルカ。

家から近く、電車でアクセスできるところも多くありながら、青々とした木々、カラフルな花たち、美しい湖など、景色の変化も楽しめる良い森だなあと改めて思った1日にもなりました。

 

自転車は完全に初心者ですが、だんだん距離を伸ばしてステップアップできたらいいなと思います。