しろくま野遊びラボ

ノルウェーオスロ在住 自然豊かな雪国でのアウトドア記録

ノルウェーに1ヶ月住んでみて

12月半ばにノルウェーにやってきて、あっという間に1ヶ月が経ちました。

そのうち10日くらいは旅行でスペインにいたので、住んだのは実質20日程度ですが。

 

1週間住んでみて、というブログも書きましたが、1ヶ月住んでみての感想も書いておこうと思います。

見るもの、触れるものが全て新しい。

こんなことはこなくらいの年齢になるとあまり経験しなくなってくるので、貴重だなあと思いますし。

 

そして雑多にでも定期的に書き起こしておいて、いつかノルウェーを去る時に眺めてニヤニヤしたいと思います。

 

日曜日はお店を閉める

ノルウェーでは基本的に日曜日はほぼ全てのお店がクローズします。スーパー、コンビニもJoker以外ほぼ閉まっています。

最初こそ、「休日に営業しないなんて大丈夫なの?」「食材買っておかないといけないの面倒だなー」なんて思ったりしましたが、いざ日曜にお店が開いていない生活に慣れれば、なんてことないんですよね。

営業していないことが当たり前なので、金曜日・土曜日に食材を買っておくのも当たり前になります。

 

日本はとにかくお客様第一。「お客様が欲しいものを欲しいタイミングで手に入れられるように、365日、店を開ける!」という姿勢は凄いと思います。

しかしながら、ノルウェーのように、「日曜日は家族揃って過ごそう」と割り切って、みんなでお店を閉める文化も素晴らしいなと思ったりしました。従業員にもプライベートがありますしね。

 

日本も、昔と比べると、正月に営業しない店が増えたり、コンビニの深夜営業をやめたりすることが増えてますよね。営業しないと分かっていれば、客側も適応するので、それでも案外大丈夫なのだと思います。

 

ノルウェー人、英語上手

公用語はノルウェー語ですが、ノルウェー人はみんな英語がとってもお上手。お互いネイティブじゃないので、ゆっくり話してくれますし、こちらが理解できてないときにも寛容。

日本からオスロへ向かった日、ロンドン→オスロ間で乗ったBritish Airwaysの機内アナウンスとCAさんの話がまったく聴き取れず絶望した日が懐かしい。

ノルウェーのゆっくり英語でも半分くらいしか言ってること分からないので勉強しないといけないのは変わりませんが…。これから努力します。

 

ちなみに最初はみんなノルウェー語で話しかけてきます。

ノルウェーには金髪、碧眼、長身のTHE北欧の人。という方ばかりではなく、いろんな人種の方が暮らしています。そして小さい頃から「平等」について深く学んでいる国民性もあり、わたしの外見が東洋人だからといって「最初から英語を話してあげよう」という発想にはならないんじゃないかと。この顔立ちでも、生まれてからずっとノルウェーに住んでいる可能性だってあるわけですし。

もちろん、ノルウェー語話せないんだーと言うとすぐに英語で話してくれます。

 

スーパーマーケットを覚えてきた

1ヶ月住んでみて、こんな感じのイメージで生きています。

・安いのはKiwi、REMA1000(アプリで会員になると青果は割引)

・ちょっと高いけど大きめの店舗が多くて、肉などの品揃えがいいのはMENY、EXTRA、Coopmega

・日曜も開いてるのはJoker

 

1ヶ月しか住んでいないので、近所の店舗のイメージが強くなります。

スーパーマーケット関連の解説は、もっと長く住んでいる方々がいっぱいブログを書いてくださっていますのでそちらを参照してもらった方が正確な情報が手に入ると思います。

同じチェーンでも価格設定や店の規模は店舗ごとで違います。

 

子供連れへの社会の優しさ

街を歩いていても、クロスカントリーに出掛けていても思うのが、子供を連れている人が多いこと多いこと。

バスやトラムに大きなベビーカーを畳むことなく入れるし、みんなで乗り降りをお手伝いするのが当たり前。ちなみにワンコを連れていてもゲージなしで乗ってますよ。

クロスカントリーのコースでは、ちびっこが滑っているのに加えて、生まれたてほにゃほにゃのベビーがソリに寝かされて引っ張られていたりします。

良い国だな〜としみじみ思います。あの日本の子連れの肩身の狭さはなんなんだろう…。

日本でベビーを山に連れて行こうものなら、「こんな小さい子どもを連れてくるなんて!」と言われるんじゃないかとひやひやしてしまいます。

日本でも子供を連れて登っている方もいますし、優しい人も沢山いるのは理解した上でも、ひやひやする、と私が感じるのは、言われかねない空気感が日本の中にあるからなのでは。と思います。

双子のベビーカーを持ってバスに乗ろうとしたら乗車拒否された。電車で子供が泣いてしまって嫌な顔をされた。なんてことが、ノルウェーでは全く想像できません。

 

私たちは亜高山に住んでいる

「僕たちが住んでいるのはもはや亜高山だからね」と夫に言われて笑ってしまいました。

確かに私たちの生活圏、亜高山針葉樹林帯と同じような植生なのです。

 

ノルウェーって、スーパーの野菜売り場が貧相なことが多いんですよね…。

そもそも種類が少ない上に、フレッシュじゃなかったり。

その理由が先の夫の言葉。そりゃ亜高山は農耕に向きませんよ。

さらに太陽が低いので植物たちも日光を浴びにくいでしょうし。

シラビソやシラカバ生えてるような地域でしっかりと大きく育つ野菜ってなんだろう。

ジャガイモとか…?

 

逆にキノコ狩りや、ベリー採集、山菜採りなどは、近場で手軽に出来てよさそうですよね。

日本では山登りをして採りに行かないといけないイメージですから。

 

覚えたノルウェー語(すなわち、よく使うノルウェー語)

Hei はい (やあ)

軽めの挨拶。すれ違う人、入店時など基本これ。

英語のHi!とイントネーションが違うので最初動揺する。

 

Takk/Tusen takk たっく/ちゅーせんたっく  (ありがとう/ありがとうございます)

Tusenとは1000という意味らしく、Tusen takkは1000のありがとうなので、より丁寧らしい。

 

Ha det bra はーだぶらー (さようなら)

略して、はーだーと挨拶することも多め。

 

Ja/Nei やー/ない (はい/いいえ)

No thank youはNei takkです。

 

Inngang/Utgang いんがんぐ/うとがんぐ (入口/出口)

スーパーの入口出口、駐車場の看板などで見ます。喋ったことはないです。

 

Posen? ぷーせ? (袋いる?)

買い物の時、レジで「ぷーせ?」と聞かれます。最初はなんて話しかけられているんだろう?と思いました。レジ袋は日本より圧倒的に高いので、エコバッグを持って行ったほうがいいですよ。

1枚3NOK(=40円程度)とかが多いですかね。

 

現在、これ以上のコミュニケーションは英語です。

ノルウェー語も勉強しなくては。

 

次回はまた3か月くらい経ったら書こうかなと思います。

3月には春らしくなっていますかね~。