BCクロカンでLufsjåへ行きました。
Lufsjåは秋に登山にいったハルダンゲルヴィッダの東端。
秋に行ったときに素敵な小屋、かつ素晴らしい平原が広がっているのを見て、冬もまた行きたいねと話していたところでした。
今回は途中でテント泊をして翌日Lufsjåまで登りました。
秋のLufsjåの記事はこちら
概要
・日程:2024年3月16日(土)~3月17日(日)
・天気:16日 吹雪→晴れ、17日 晴れ
・アクセス:オスロから車で
・駐車場:あり(20台程度)
・通行料・駐車料金:なし
・登山口の標高:800m
・小屋の標高:1240m
・距離:28km
・獲得標高:460m
ルート
Googleマップ
駐車場はこのあたり
山行記録
吹雪のあとトラック消滅したクロカンルートを進む
土曜日の午前中は吹雪、夕方から回復して、日曜日は晴れ予報。
のんびり出発して秋に行ったLufsjåへ行くことにしました。
途中まではクロカンのトラックがついていて、2日前にトラック整備も入っていたのでBCクロカンで行くことにしました。
見通しが甘かったというほかないものの、駐車場からは完全にトラックが消滅していて、脛まで埋まる状況。
よくよく考えれば、樹林帯の風下側で、雪がよく溜まる場所。
ノルウェーにしては珍しく激しい吹雪だったので、雪が積もってしまったようでした。
新潟ではよくある状況だったのに、ノルウェーではここまで降られたこともなく完全に油断していました。
こういう日はラッセルが大変なのはもちろん、ソリが本当に引けない!
雪に引っかかって進まないし、ななめになるしで大変過ぎて夫が疲弊していました。
3時間もあれば小屋までたどり着くと思っていたのですが、あまりの雪深さにどう考えても小屋に辿り着ける気がせず。
車に置いていたテントセットをソリに積みなおし、途中でテント泊しました。
テント泊
Gaustatoppenが良く見える場所でテント泊。
小屋で作ろうと思っていたグリーンカレーを作って乾杯。
小屋の薪ストーブとベッドでぬくぬくする予定が、一転テントでの寒い夜にはなりましたが、これはこれでいい思い出になりました。
快晴!Gaustatoppenが美しい朝
キンキンに冷えこんだ朝。
晴れたのでトラックの整備車が動き出し、昨日は全く歯が立たなかった道が綺麗に整備されて復活しました。
昨日の苦労はなんだったんだ?と思うくらいすいすい登れます。
振り向くとGaustatoppenがドーンとそびえたっていて美しい。
本当に目立つ山。
オフトラックの登り
Lufsjåまでの最後の登りはほとんどクロカンの整備の入らない場所。
ここからはDNTの木のマーキングだけついています。
風の影響で固い場所が多く、普段はウロコだけで登っていけるような斜度ですがシールをつけて登りました。
DNT Lufsjå着
小屋に到着。
昨日の吹雪の中、別の登山口から登ってきた女性二人組が宿泊していました。
せっかくなので日帰り利用のお金を払って、お湯を沸かしてお茶を飲んだりおやつを食べました。(日帰り利用30NOK)
滑走
小屋からテントを張った場所まで戻ります。
雪面はやわらかくないのでウロコからずっとカリカリ音がしました。
板を買うときに「ウロコは固い雪の時うるさくて動物が逃げるよ」とスポーツショップで言われたのを思い出しました。
テント撤収して帰宅
テン場に戻ってぽかぽかになったテントの中で少し昼寝してから撤収。
行きはとんでもなく苦労した場所をすいすい滑って帰れました。
学びの多かった山行
久しぶりに積もった雪に難儀しました。
さっさとソリは諦めて、ザックに最低限の荷物だけ入れて登ってしまえば1日目のうちに小屋に着いただろうと思いますが、色々勉強になって面白い2日間でした。
おまけ:おいしかったDrammenの中華
帰りに寄ったDrammenの中華料理屋が美味しかったです。
寒い日だったのでスーラータンが染みました。
おすすめ。
Mirawa restaurant