夏のお花 エルダーフラワーでコーディアル(シロップ)を作りました。
甘いマスカットのような香りのする白いお花で、さわやかな味のシロップができます。
炭酸割りにすると夏のジュースにぴったりです♪
エルダーフラワーとは
エルダーフラワーは、日本では「セイヨウニワトコ」とも呼ばれます。
主に欧州で自生する樹木で、夏になると小さくて真っ白な花を咲かせます。
このお花はマスカットのような甘い香りを持っていて、特に北欧地域や、英国などで、ハーブティーや、コーディアル(シロップ)として利用されています。
エルダーフラワーは甘い香りだけでなく体にいい効能が多くあるということで、「万能の薬箱」という呼ばれ方もするそう。
具体的には、発汗作用、利尿作用、粘液分泌を促進する作用、抗炎症作用や、リラックス、鎮静作用などがあると言われています。
古くから、風邪やインフルエンザ、花粉症、不安症状などの緩和に効果があるとされているそうです。
お花の採集
採集場所の探し方
お花の採集についてです。
エルダーフラワーは5~6月に花が咲きます。
私が採集したところは6月の3週目くらいにようやく花が咲きました。
採集場所は以前に山菜採りの記事でも紹介したArtskartで探しました。
エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)は、ノルウェー語ではSvarthyll、学名ではSambucus nigraですので、どちらかの名前を検索窓に入れると検索できます。
Artskartの使い方などはこちらの記事を参照:
花の採り方
ハサミを使って花の根本を切って採集します。
茎はシロップ作りに使わないので、あまり長くとらなくて大丈夫。
朝に採る方が香りが良い、満開よりも八分咲きくらいのもののほうが香りが良い、などの情報も見ましたが、私は夜に、割と満開のものを選んでしまいました。
それでも美味しくできたので、あまり気にしなくてもいい気がしますがご参考まで。
今回は1.5L分のシロップを作る用に、30株くらいを採集しました。
作り方
色んなレシピがありますが、手持ちの砂糖の量に合わせてこんなレシピで作りました。
【材料】コーディアル1.5L分
・エルダーフラワー:30株
・水:1L
・砂糖:1kg
・レモン:1個
・クエン酸:30g
【作り方】
※採ったその日のうちに作業しました
1、エルダーフラワーの茎を切り落として水で洗い、枯れた花やごみを取り除く
2、レモンを輪切りにしておく
3、大きめの鍋に水1Lを沸騰させて、砂糖を溶かす
4、鍋にクエン酸を入れる
5、鍋にエルダーフラワーの花とレモンを入れて、砂糖水に漬かるようにする
6、一晩放置する(私は常温で。暑い日は冷蔵庫の方がいいかも)
7、ザルで花を取り除いたあと、メッシュフィルターや、ガーゼを使ってさらに細かいゴミを取り除く(花は捨てない!)
8、煮沸消毒した容器にシロップを入れて完成!冷蔵庫で保管します。
作り方は人それぞれなようで、砂糖やクエン酸の量、漬け込む時間などはレシピによって異なるみたいです。
作り方の行程のイメージは色んな方のYoutubeを参考にさせてもらいました。
参考:
北欧 夏の手しごと🌿 エルダーフラワーのサフトを仕込む日【北欧暮らしVLOG】 - YouTube
🇬🇧エルダーフラワーコーディアル|簡単!手作りハーブシロップ---Elderflower cordial - YouTube
キャンドルをお供に、夜のフィーカタイム。北欧の定番、エルダーフラワージュースづくり【北欧に暮らすひと】 - YouTube
エルダーフラワーシロップの楽しみ方
ジュース
一番シンプルな楽しみ方は、シロップを炭酸水やお水で割ってジュースとして飲むことかなと思います♪
暑い日にぴったり。
だいたい5~6倍くらいに希釈して飲んでいます。
ハーブティー(お湯割り)
お湯割りにしてハーブティーとして楽しむのも、ほっとする味でおすすめ。
少し冷える日や体調の悪い日はこの飲み方がいいですね。
あと、シロップを抽出したあとのお花は、すぐに捨てずにお湯を注いで、ハーブティーを楽しみました♪
保存の関係で一回きりの楽しみですが、花の香りがダイレクトに楽しめておいしいです。
その他、コーヒーのシロップとしてや、カクテルづくり、お菓子作りなどに活用されているようです!
お気に入りのシロップの使い方があれば教えてください!
本日は以上です!
まだ咲いている場所もありそうなので、見つけたらぜひ作ってみて下さい♪