我が家の娘、0才6か月。
ソリに乗ってスキーデビューしました。(正しくはソリデビュー?雪山デビュー?)
場所はJotunheimenのValdresflyeという広い高原。
クロスカントリースキーのコースが整備されています。
娘はFjellpulkenという会社の子供用ソリに乗せました。
子どもをソリに乗せてスキーをする文化
ノルウェーではクロスカントリースキーをするときにソリ(ノルウェー語でPulk)に子供を乗せることはよく見る光景。
はじめてみたときはびっくりして、乗っている子どもは快適なのかな…?と思いましたが、実際のところはベビーカーで散歩させているときと同じように揺れが心地いいようで、子供はよく寝ます。
こうやって物心つく前から親と一緒にスキーに行って、歩けるようになればスキー板を履きます。
「ノルウェー人はスキーを履いて生まれてくる」ということわざは伊達ではなく、0歳から国技への英才教育は始まっているようです。

ソリ(Barnapulk)について
ノルウェーで使われるソリはFjellpulkenという会社のものが一番有名です。
ここのソリはファイバーグラスという断熱性に優れた丈夫な素材で出来ていて、UVカットのフロントガラス、転倒防止のバー、安全用ハーネス、風除けなどがついています。
Fjellpulkenの使用は生後6か月から推奨です。







ハーネスがあって股の部分を固定できる
ソリのレンタル
我が家はFjellpulkenのソリをBUAでレンタルしました。
購入する場合はハーネス付きで10万円越えですが、BUAでのレンタルはなんと無料…ありがたすぎる!
▼BUAについての過去の記事
ソリの形は、フラットに近いタイプと座って乗るタイプがありますが、我が家はフラットなタイプをレンタルしました。
Hamaxという会社から出ている座るタイプのBarnapulkは、夏にタイヤを取り付けて自転車で牽引できるようになります。
子どもが少し大きければこちらを買う選択肢もありましたが、今年は一旦レンタルで様子見することにしました。


Valdresflyeの東西で2日間スキー
Valdresflyeについて
首や腰はだいぶしっかりしてきているとはいえ、寒さや振動での体の負担は心配だったので、デビューするなら季節は日が伸びてきて暖かい春先に、私たちが地形を分かっている慣れた場所で。と考えていました。
そこでデビューにチョイスしたValdresflyeはJotunheimen山域にあるだだっぴろい高原です。
標高が高い(1400m弱)場所にあるので春でも雪が多く残り、クロスカントリースキーのコースがシーズン終わりギリギリまで整備されています。
高原なので急なアップダウンはなく、ほぼフラット。
傾斜が変わる場所での振動や、引っ張る側の転倒リスクもないのでデビューするにはいいところだなと思います。
ちなみに滑り慣れているオスロマルカは5月には雪解けでほぼ滑れません。
もし雪が残っていたとしてもオスロはアップダウンが激しくて人も多いのでデビューに選ぶのはなしだなと思っていました。
Valdresflyeは国道51号線を境に東西に分かれていて、1日目は東側、2日目は西側を滑りました。

Sporetより
Day1 Valdresflye東側(9km弱)
天気は晴れ、風強め、気温5度
路上駐車して準備してスタート。駐車料金は無料です。
道路から時計回りに周回しました。
娘はソリに乗せた最初のうちはぐずりましたが、ソリを引っ張って進み始めたらピタッとおとなしくなり、数分後には入眠。
そのあと1時間爆睡して、親の昼休憩のときにミルクを飲んで、また進み始めたら爆睡でした。
もし娘の機嫌がいまいちなら短い周回に変更しようと思っていましたが、ぐっすりだったので長めの周回ができました。
短めルートの選択ができるのは東側ルートのいいところなので、最初は東側チョイスで正解だったように思います。
風は強かったですが、フロントガラスを倒して、風除けの巾着を閉めると子供には風は当たらないようにできます。
ソリの中にはベビーカーで使っている寝袋を入れたので、中はぽかぽかでした。




Day2 Valdresflye西側(12km弱)
天気は晴れ、風は弱め、気温0度
一日目は特に問題なかったので、少し距離を伸ばした西側へ。
道路から半時計周りに周回しました。
東側の景色もよかったですが、個人的にはこちらの西側の方がお気に入り。
出だしはゆるやかに登っていき、ピークを越えた後はBitihornに向かって下りが続くので、良い景色を眺めながら滑り降りるのが爽快でした。
娘はこの日も滑り始めたら即入眠、その後なんと3時間ぶっ通しで寝ていました。
生後3か月くらいまではベビーカーで散歩するとそのくらいがっつり寝ている日もありましたが、最近は長くても昼寝は1時間半くらいで起きていたのでびっくり。
よっぽど深く入眠できるのでしょう…。
下り終わったところから駐車した道路まではまたしばらく登り基調なので、底のところで一旦昼休憩をしましたが止まっている間もぐっすりでした。
むしろこちらが心配になるくらい。
駐車場についてソリからおろしたらぐっすり寝て満足したのかニッコニコでした。元気でなにより。
そのうちこんなにぐっすり寝続けることは減っていくと思いますが、そのときは背もたれを起こして、一緒に景色を楽しみながら滑れたらいいなあと思っています。
そんな日がくるのが楽しみです。



安全対策など
基本的にはマイナス10度を下回る日はソリに乗せることは推奨されていません。
親は動いていて暑くても、子どもは動かない+一番気温の低い位置にいるので、親の体感気温と子どもの体感気温がずれる可能性が大いにある点は覚えておかないといけないと思います。
我が家は今回一番防寒の薄そうな足元に温度計をセットしてちょこちょこ様子を確認しました。
結果はひとまず外気温が0度でもソリの中は15度以上をキープしていて、本人の様子も至って普通。
むしろ本人の体温と息でだんだん温度があがっていくので、外気温が寒くても着せ過ぎには注意が必要だなと思います。
万が一汗をかいても汗冷えしないように服装も気を付けた方がいいなと思いました。(メリノウールのインナーを着せました。コットンは万が一汗をかいたらそのあと冷えるのでやめておいた方が無難そう)
今回は自宅で使っているデジタル温度計を足元にポンと置いた形でしたが、ソリの中の温度をはかって手元のスマートフォンで温度を確認できるようなデバイスも売っています。

また、フロントガラスをあけて様子はこまめに確認していましたが、万が一に備えて胎動検知のセンサーをお腹につけました。
普段の家での睡眠中にSIDS(乳幼児突然死症候群)に備えてつけているものです。
もし胎動が止まったら大きな音でアラームがなります。
ソリの中にいて眠っていると様子をずっとは見れないので、センサーがついている安心感があってよかったです。
学びのあった他のコース
天気予報が曇りだった日に滞在していたBeitostølen近くのクロスカントリースキーコースにも行きました。
整備が入ったのは1週間前ですが目視の感じで滑れそうだったので8kmくらい周回するつもりでスタート。
しばらく問題なく滑れましたが、ちょうど半分くらい進んだところで雪解けによりコースが水没しているのを発見。
大した距離ではありませんが、靴を脱いだり、娘を濡らすリスクを背負ってまで渡りたい理由はないので、さっさと来た道を引き返しました。笑
春先はあるあるですね。
この事案のおかげで、もし娘の体が濡れた場合があったら…と考える機会になり、暖かい着替え一式を防水バックに入れた方がいいよね、と夫婦会議する機会にもなりました。



まとめ
シーズン終わりに念願かなって家族3人でスキーに来れました。
思った以上に娘には快適そうでほっとしました。
来シーズンは娘ももっと成長して、いろんなコースにいけるかなと思うので楽しみです。
来シーズンはカフェなどで休憩を挟めるようなコースを中心に行くことになるかな?と思ったりしていますが、チャンスがあれば泊まりでスキーツアーも計画してみたいです。