ノルウェーの2024-25シーズンはやはり暖冬小雪のようです。
日本はここ数年の雪不足と帳尻を合わせるかのようにバンバン雪が降っていて羨ましい限り。山岳会の仲間の山行報告のメーリスやSNSのパウダー報告を心穏やかに見れない日々です…。
我が家がノルウェーに来てからの2年間は雪に恵まれて、12月から5月末までノンストップの忙しい半年を過ごしていたので、今年はのんびりする年なようです。
クロカンやFjellskiでゆるやかな斜面での遊びがメイン。
Hytta(山小屋)に泊まってオーロラを見れた週末もありました。
今年のイースター、どうする?
さて、この時期悩ましいのがイースターどこ行くか問題です。
昨年は3月の末にイースターの連休がありましたが、今年は3週間遅い4月半ばの連休。
昨年は西ノルウェーからSunnmøre方面へ北上し、最終的にJotunheimenでフィニッシュの行き当たりばったり山スキーキャンプ旅行でした。
今年は暖冬小雪傾向に加えて、さらに時期も遅いので本当にどこなら滑れる…?という感じ。
今年と昨年以前の積雪量の比較をしながら行先を検討してみました。(まだ考え中)
▼昨年のイースターの記事
(過去記事のGoogleマップのリンクが表示されなくなってしまって、そのうち直さねば…とずっと思っています。)
積雪量の調べ方
積雪量の調べ方を最近山仲間の方にもシェアしたので、備忘録としてこちらでも。
スマホのブラウザでも見れますが、できればパソコンからの方が見やすいかなと思います。
①Yr経由、もしくは直接Varsom SeNorgeにアクセス
ノルウェーの天気予報サイトのYrよりSnow depth>SeNorgeの外部リンクにアクセス
▼SeNorge
②Map selectionでSnow depth(積雪深)を選択


③日付を指定して、見たい地点をクリックする
参考までに今年と昨年のRondaneの積雪深を見てみました


④平年との比較だけを見るならSnow amount in percentで見る
(絶対的な積雪深は分からないので、併せて地点の積雪深もチェックしておくのがベター)
今年の傾向は?
気になるところしか調べていないものの、こんな感じかなと思っています。
・2月の昇温の影響で、特に標高の低い場所では雨になりがちで融雪が顕著。
一方、標高の高い地点は昨年と同じくらいの積雪深になっているところも。
・地域としては西ノルウェー、南ノルウェーは平年より全体的に小雪傾向。
・Gol、Ål、Geiro、Hemsedal周辺は異例の小雪。
・Jotunheimen東部、Beitostolen周辺などは小雪傾向。
・Jotuneheimen西部、Sognefjell周辺の標高が高いエリアは現時点では平年比より積雪は多い場所もある。
・平年比だけ見ると雪が多そうなDovrefjell周辺は雪の絶対量で見ればそこまで多くない。
・Lillehammer、Hamar、Sjusjøenあたりは12月の立ち上がりはよかったが現状は昨年の半分以下の積雪量。
・オスロのクロカントラックは一気に融雪が進んでいるので終わりが近い
イースターの計画
イースターはあと1か月後なので今後の気温や降雪量次第なのは大前提ですが…。
少なくとも昨年行ったSunnmøreなどの取りつきの標高が低い場所はノーチャンでしょう。
Beitostolen周辺も4月半ばではクロカンも含めて難しい場所が多いのでは?と予想。
イースターが遅くていいこともあり、例年5月半ばに行っているJotunheimen西部のSognefjellet山域は、昨年のイースターはまだ通行止めでしたが今年のイースターの時点なら道路が開通する予定です。
まだ行ったことのないLeirvassbuから色んなコースどりでFjellskiのロングツアーなんかしても楽しそうでいいかなあと考え中です。
Leirvassbu起点でJotunheimen中心部を目指して歩いてみるのもよさそう。
▼Sognefjelletはこのあたり
いっそのことトロムソあたりに飛ぶか?とも一瞬ちらつきましたが、あの辺は標高低いので例年2~3月がスキー適期なので今年は残念ながらなし。
もっといっそのことスキーもやめてスヴァールバル諸島への旅行も考えましたが航空券高いのでなし。
今年も宿は取らずに天気を見ながらふらふらと山あいをさまようことになりそうです。
雪と天気を見ながらあとひと月のんびり悩もうと思います。